47 頼山陽
自筆詩幅
「自筆詩幅」より

中央6丁目二地先
産業道路沿い
バス停「伊丹本町」すぐ


47 頼山陽 自筆詩幅「自筆詩幅」より

紅楓相暎酔慈顔
侍得帰興未遽還
今歳此遊堪圧尾
携将佳酒看佳山
送母西下過伊丹
遂遊箕尾
   山陽外史

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頼山陽 (安永九年(1780)~天保三年(1832))

 紅楓相暎じ、酔いたる慈顔
 侍り得たり、帰興未だ遽かに還らず
 今歳の此の遊び、圧尾に堪たり
 佳酒を携えもちて、佳山を看る
  母の西下を送りて、伊丹を過ぎ、遂に箕尾に遊ぶ

 紅く色づいた楓が、ほんのりと酔われた母上のやさしいお顔と映じあっている。安芸の国へ西下、帰郷される母上のお側近くにお仕えできた嬉しさに、まだ帰りのかごに乗って急いで京の家に戻る気にはなれない。
 今年の母上の今回の旅は、恐らく母上との最後の遊びになるであろうが、その思いに堪えながら、うまい酒を携えて、この紅葉の美しい箕尾の山を見にやって来たのである。

らいさんよう (おにつらのはかにおまいりした時の詩)

赤く色づいたかえでと、ほんのりとよわれたお母さんのやさしいお顔が同じになっています。あきの国へ行って、もどられるお母さんのおそば近くにおつかえできたうれしさに、まだかごにのって急いで京都の家に帰る気にはなれません。
今年のお母さんの旅は、おそらくお母さんとの最後の遊びになるでしょうが、その思いにたえながら、うまい酒を持って、この紅葉(こうよう)の美しいみのおの山を見にやって来たのです。