伊丹の歌碑めぐり


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梶井基次郎 自筆日記
「禁烟日記」より


千僧3丁目
西善寺公園入口
バス停「桜ヶ丘8丁目」西へ
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西



















































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 梶井基次郎 (明治三四年(1901)〜昭和七年(1931))
 五月六日
庭にはイチハツが盛りを過ぎ、平戸がさきはじめ、
薔薇は日光の下にその新しい芽をうな垂れている。
風は南西、よく伸びた南天の若葉をそよがせて、
部屋のなかへ吹き抜けて来る風を楽しんでゐると、
どこか気持ちのよい温泉へでも来てゐるやうな気がする。
かなめの垣がまた赤い芽を吹いている。

梶井基次郎(かじいもとじろう) (日記の一部)

五月六日
庭にはイチハツがさかりを過ぎ、ツツジがさきはじめ、
バラは日光の下にその新しいめをうなだれている。
風は南西、よく伸びた南天の若葉をそよがせて、
部屋のなかへ吹き抜けて来る風を楽しんでいると、
どこか気持ちのよい温泉へでも来ているような気がする。
かなめのかきねがまた赤いめをふいている。


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